たぬきのはらつづみ

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小学館あーとぶっく は、初めての美術鑑賞にお勧め(絵本)

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たぬ吉は、絵画鑑賞と読書が趣味です。今は、ちょっとばたばたしているので、なかなか美術館に足を運べていないのですが、そのうち子供たちを連れて、全国の美術館へ足を運びたいと思っています。もちろん、都度、開催される東京近郊の展覧会は可能な限り行きたいです。たぬ吉は、美術館の建物やその空間も好きなので、美術館をまとめた本を片手に、独身時代は旅をしたこともあります。ありきたりなところで恐縮ですが、一番好きなのは、「ベネッセアートサイト直島」です。美術館に宿泊できるので、子供が大きくなったら、家族でぜひ行きたいのです。特に現代アートは、大人より子供の方が受け入れやすく、楽しめると常々思っていますので、どんな反応をするのか今から興味津々でいます。

おでかけするにはまだ早いけど、一緒に絵を楽しみたい。そんな気持ちで、美術関連の絵本を探しました。上の子が5か月の頃から、度々読み聞かせをしています。今日は、幼児用の美術絵本をご紹介します。

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小学館あーとぶっくについて

まんまですが、小学館から出ている幼児向けの「美術絵本」のシリーズです。たぬ吉なりに分類すると、下記3つのカテゴリに分かれて発行されています。

  • 画家ごとに作品をまとめた絵本
  • 彫刻や美術品を中心にまとめた絵本(古代ギリシャ、エジプトの副葬品等)
  • 名画のみどころをまとめた絵本

我が家で読み聞かせしているのは、一番上の「画家ごとに作品をまとめた絵本」です。画家ごとに作品の紹介をしてくれます。基本的には、絵画中心に構成されており、絵のテーマやモチーフを情緒あふれる詩のような表現で語りかけてくれます。画家が大切にしているモチーフやテーマはしっかりと掴める内容ですので、大きくなって美術館に行ったときに楽しめるポイントになるかと思います。画家の人生についての詳しい記述まではないですが、概要を後半に文字でざっとまとめているので少し大きくなったら知識として教えてあげるのにも役に立ちます。今のところ、全部で13冊発行されています。少しずつ集めているところです。

シャガールの絵本 空にふわり

たぬ吉が、最初にわが子へプレゼントした絵本です。シリーズとしては、7番目ですが、シャガールが私の最も好きな画家なので、まず先に購入しました。

シャガールの絵本―空にふわり (小学館あーとぶっく)

シャガールの絵本―空にふわり (小学館あーとぶっく)

 

なぜ、最初にシャガールを選んだか

私は、彼の『誕生日』という絵が大好きです。有名な絵ですので、実際に目にする前から知ってはいましたが、学生の頃、はじめて一人ででかけた展覧会で目にして、夢中になりました。愛の画家シャガールと呼ばれるにふさわしく、幸せな恋人達の天にも昇る気持ちを大きなキャンバスで表現しています。この二人の未来に何が待ち受けているかはわかりませんが、今、この二人は地上で最も幸せな気持ちでいるのでしょう。優しくまっすぐな気持ちが画面からあふれてきて、10代でニヒルを気取っていた恥ずかしいタイミングにいた私は、浄化されたような心持ちになりました。ちなみに、当時一番好きだった哲学者は、キルケゴールです。
絵を見ることに純粋な幸せを感じた初めての瞬間でした。そのときから、シャガールは特別な存在です。それで、一番目の絵本に選びました。完全に親の自己満です。

シャガールの絵、怖くない??

うちに遊びにきた人は、この絵本を見て、ほぼ同じ反応を示します。『なんか、怖い絵ばかりで泣かない??』そういわれてみれば、シャガールの絵には異形のものが多く登場します。いずれも大切なモチーフなのですが、例えば、「緑色の顔」「羽のある魚」「くびがぐにゃりと曲がった人や動物」であったりして、まぁ、確かに怖いのです。ところが、こどもの反応はというと、これが全く怖がりません。大人の感覚で見ると、常識から外れた形や色で表現されてるので、ちょっと意味がわからないといった不安感がやってくるのだと推察しますが、まだ0歳や1歳だと、そういう感覚はないのかもしれません。色や形は、不思議なものなのですが、それらの表情はとても穏やかで喜びに満ち足りていたりするのです。

読み聞かせ こどもの反応

正直、普通です。テンションがあがるわけでも嫌がるわけでもないです。絵をぺしぺし叩いたり、触ったり、覗きこんでみたりしています。こぐまちゃんシリーズに完敗です。足元にも及びません。絵本自体も、少し長いので、全部を読み終わるまで聞いていられないこともあります。でも、怖がったりはないですよ。とはいえ、こぐまちゃんは最強です。

マグリットもあればいいのに

個人的過ぎる感想で恐縮ですが、このシリーズ、マグリットがありません。あの不思議な絵、商業的にもよく使われますし、目にする機会も多く、間違い探し的に見ても、ちびっこも楽しめると思うのですが。そういや、ダリもないですね。出ているのは、下記の画家です。
「ゴッホ」「モネ」「ピカソ」「ルノワール」「ルソー」「スーラ」「シャガール」「ゴーギャン」「クレー」「マティス」「ローランサン」「モディリアニ」「ミロ」

聖書やギリシャ神話の絵本も探したい

絵画を楽しむのに、そのうち必要になるのが「聖書」や「ギリシャ神話」の知識かと思います。絵本でもないか、ちょっと調べてみたいです。大人だったら、カジュアルに知識をさくっと詰め込むには、阿刀田高がいいですね。面白おかしく書いてあって、笑いながら読めます。ちょっと、神様に怒られそうなレベルで。 

新約聖書を知っていますか (新潮文庫)

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ギリシア神話を知っていますか (新潮文庫)

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まとめ

美術絵本は、あまり発行されていないみたいです。手にいれたら、また、ご紹介します。

他、おうちで手軽に美術を楽しむには、公文からでている『名画カード』などもあります。私は、まだ手に入れてはいませんので、そのうち。。

あと、早期教育でよく耳にする『家庭保育園』の第2教室にA4サイズで絵画カード(西洋画と日本画)と額縁が含まれています。メルカリで購入しました。有名どころは入ってましたが、私の好きな絵がなかったりして、少し寂しい感じです。でも、導入には良いかと思いました。

とりあえず、まずは上野や六本木に子連れで出没したいです。清澄白河もいいですね。上野は、動物園が先かな。国立西洋美術館の『地獄の門』の前で、こどもに例のポーズをとってもらい、写真をとりたいです。

名画カード 海外編 1

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