先月、認可外の保育園から認可に転園しました。上の子は、2年認可以外に通っていました。親としては、ひやひやすることも多かったのですが、子供は楽しく通っていましたし、認可に転園して思うのは、よほど大きな保育園でない限り、新設の認可と比べると大差ないなぁってところです。結局。三つ子の魂百まで・・上の子の人格形成に大きく影響しているのかもしれない認可外保育園の2年間をぼーっと振り返りました。
この記事は特に、オチもなく、本当にただ振り返った感想になります。すみません。
保育士さんがよく「頭が良い」といってくれたが、どういう意味だったのだろう
上の子は、0歳から2歳半ばまで認可外に通っていました。運動神経はよく、手先も器用なほうで愛想も良いのですが、言葉で伝えるより、動作で大人に伝えることが多く(ほしいものは指をさす、本を読んでほしければ本をもってくる、のどが乾いたら水やコップを指さすなど)、おしゃべりを始めたのはゆっくり目でした。親としては、右脳が先に発達しているのかね・・程度に思ってはいたのですが、ベテラン保育士さんに「目をあわせてくれません」とか「喃語も聞いたことがありません、おうちではどうですか?」と聞かれると、だんだん不安になってきたりもしていました。(目を合わせないということは、家でも外出先でも全くなかったのですが、、)
※夫には、「英語ばかり聞かせているから、混乱しているんじゃないか」と言われた時期もあり、英語グッズを封印したこともありました。そういえば。影響あったのかなぁ。
1歳8か月、保育園ではおしゃべりをしない
ベテラン保育士さんと園長先生が威圧的で苦手だったのか、確かに話しかけられると固まっていました。でも、保育士さん達はみな(ベテラン保育士さんも園長先生も)、上の子のことを「頭が良いから、すぐできたね」とか「〇〇ちゃんは、頭が良いものね」と表現してくれていました。
おしゃべりが遅くても、頭が良いとはいわれていた
「頭がいいからよくわかっているのに、言葉に表現できなくて、泣いているようです」と言われたこともあります。癇癪を起す時期があり、「イヤイヤ期」なんだろうなと思ってはいたのですが、保育園のエントランスで寝転がって足をじたばたさせ、いつまでも大声で泣き続ける姿を前に、「これは本当にイヤイヤ期だからなのだろか・・」と不安にもなりました。同じクラスの子供たちは、当時そういった様子はなかったので、うちの子だけ、なぜこんなに感情の起伏があるのだろうと思ったりしたことがあります。(すぐ後に、ほかの子もじたばたし始めたので、そういう時期かとほっとしました。)
納得がいかないと謝らない。どうして納得がいかないか伝えられずに泣く
子供の様子を参観日にみていたのですが、お友達が「貸して」と言わずに、うちの子からおもちゃを取っていくことが頻繁にありました。うちの子がそれで、取り返そうとして手を伸ばしたところ、噛まれたので、友達を押してしまい、おもちゃを取った子が泣くという流れになっていました。保育士さんは、お互いに謝るように促します。保育士さんは、最初から見ていたわけではないので、「噛まれた」「押した」の前後関係や理由はわかっていないようでした。うちの子は、自分は玩具をとられた側であり、被害者であると思っているようで謝りません。最終的には、自分の気持ちをわかってくれない、悪くないのに先生に怒られていると感じたようで、号泣して地面に転がってしまいました。
日頃教えていることと矛盾することを流したり、なんとなく謝ること等はできない
日頃、お友達のものをとってはいけません。順番を守りましょう、席に座って待ちましょう。など、保育園や家で言われていることを一生懸命守っています。なので、約束を守れていないほうが擁護される事態は許せないのだと思います。家でもそうですが、だからといって「手を出してはいけない」「仕返しはしない」これに対し子供が納得する説明をすることは意外と難しかったです。
共感した上で、してはいけないことを説明
うちの子は、集団生活を送るうえで、それなりに約束やルールを守れているようです。そして、それを守っていない子がなかにはいて、人やタイミングによっては許されているということについて、道理がわからないと感じていると思われました。ただ、その気持ちを表現して大人に伝えることができず、泣いてしまうといった表現になっているようだと理解し、アプローチを変えました。子供が泣いているときは共感したうえで、それでも仕返しのような行為は、それ自体が良くないことである。してはいけないことであると根気よく説明しています。ただ、「あの子がルールを破ったのに。あの子が悪いのに」という気持ちについては、否定するものではないので、理解しているし共感していることを強く伝えるようにしました。
1歳過ぎから徐々に始まったイヤイヤ期。2歳を過ぎる頃には落ち着いてきた
振り返れば、結局は早めのイヤイヤ期だったのだと思います。今はもう、ルールを守らない子についても寛容になってきており、「わからないのかなぁ。順番なのに・・」と言いながら、「今使っているから、あとでね」とか「返してね」とか落ち着いて話しかけるようになってきました。力づくでとられて、噛まれたり、押されたりすると今でも泣いてしまいますが、基本的には「ルールを守れない子もいるようだが、その子にルールを守ってもらえるように促す」というスタイルに移行しています。
保育士さんの言葉の意味は確認していなかったけれど
どういう意味で「頭がいい」と言ってくれていたか、確認していませんでしたが、ルールを守れて、先生の指示を聞いて行動し、次回から指示がなくても動けるようなところをほめてくださっていたのかもしれません。手先や運動能力が発達ているので日常生活の動作は一人でよくできていました。(トイレ、着替え等は一人でしたがっていた)
ただ、今でもそうですが、論理的な矛盾に非常によく気が付くので、それで納得のいかない事柄については、なかなか聞き入れてくれません。「どうして?〇〇のときは、、△△だったよ」とか「お話がわからない」とはっきり言われます。親も合理的な説明でないなと思いながら話し始めるとたいてい、つっこまれるので準備してから話すこともあります。今はまだなんとか、対応できていますが、もうあと2年もすれば論破される気がしています。でも、最近は、「うーん。まぁいいか」とかもいってくれるので、説明に窮している母をみて情けをかけてくれているのかしら。。世の中、論理的に正しいこと、合理的であること、効率的であること、正義であること、それらをこえたところでふわっとまるっと判断することもあり、正しくないかもしれないんだけど、そういうものも受け入れながら、自分の考えや気持ちに折り合いつけつつ生きていく必要もあるのでね。正しいことが正しいってわけでもなくて、いろんな状況を総合的にみて、そう判断せざるを得ないものとか、まぁ、色々あるよね。難しいねぇ。
2歳をすぎて少し寛容になってきたのもあり、保育園でも習い事でも、ちょっとおせっかいなクラスのリーダー的存在だそうです。(そういや家でも、下の子をいつもリードしようとしてあげてるなぁ。 )